歯を磨く
両利きになるために非利き手(これからは非利き手を左手とします)をどんどん使っていかなくてはいけないのですが、その中で一番難易度が低く、とっかかりとして始めやすいのが左手で歯を磨くことです。
やる事自体はものすごく簡単で、歯磨き粉をつけた歯ブラシを左右に動かすだけで、ポイントとして肘および手首をスムーズに動かすことが鍵となります。普段どれくらい歯磨きに時間を使われているかわかりませんが、必ず五分以上を目安に磨いて見ましょう。
どうですか?きっちりと出来たでしょうか?おそらく5分以上かけてしっかり磨くと、手のひらが筋肉痛のような感じで痛くなったと思います。そして、思ったとおりに磨けなかったと思います。もし、ここで問題なく磨けることが出来るのであれば、あなたは普段から左手を使っている人なのでしょう。
しかし、おそらく大半の人は力加減がわからないまま思いっきり強く磨いたり、自分のイメージしたとおりに手が動かなかったりと悪戦苦闘したはずです。不思議ですよね。左右に手を動かすという単純な作業でさえも、左手では満足に行うことさえ出来ず、そして、ほんの5~10分程度動かすだけで、手が疲れてしまいます。
その原因は、当サイトの両利きについてに書かれているように、脳内のネットワークが作られていないため、動作にたくさんの無駄が発生するからなのです。脳内ネットワーク構築のためにはまず反復練習が大切なので、みなさんしっかり練習しましょう。
そして、もう1つ、ただ漠然と歯を磨くだけでなくて、自分の歯の形や並び方などをしっかりとイメージし、手の動きや歯ブラシの角度などをどうすれば、一番スムーズに出来るのかを考えながら磨いてください。それでも、わからなければ、自分の右手ならどのように動かすのイメージしながら真似をしていきましょう。
以上で今回の両利きのためのstep1.左手で歯を磨くについて終わります。次はもうワンランクあげて、お箸を使いこなすをしていこうと思います。