利き足と軸足
今回は、利き足について書いていきます。
普通右利きや左利きと言うと、手や腕の事を指すことが多いが、実は足にも右利きや左利きのようないわゆる利き足というものがある。
利き足とは、利き手と同じように、正確で素早い動作ができる足の事で、動作の中心となります。そして、もう片方の足は、利き足の動作をサポートする足で、一般的には軸足と言われています。
しかし、この軸足は、利き足と同じくらい重要な役割を果たします。
例えば、人が両足でたって静止している状態では、実は両足で立っておらず、軸足で体全体を支えて、利き足を休ませています。なので軸足は体全体を支えるために、利き足より強い力が必要となります。
利き足が素早く正確な動作をする事に優れており、軸足は、体全体を支えるために力が強い事が特徴です。
手の場合では、利き手の方が多くの動作において、イニシアチブを持つので重要になってきますが、足の場合においては、利き足と軸足がそれぞれの独自の役割を持っているので、両方共に重要です。
利き足はどっち?
上の説明では、利き足と軸足について説明しましたが、実際に自分の利き足がどちらなのかを確かめる方法を書きます。
利き足と判断されるのは、
- 一歩目を踏み出す足
- ボールを蹴る足
- あぐらをかいた時に上にある足
の3つの項目です。
動作をする場合に素早く正確に動かさせる足が利き足なので、上記の3つを目安に自分の利き足を判断する事ができます。
ちなみに、利き足と利き手とは必ずしも同じにはなりません。利き手が左利きで利き足が右利きと言うのはよくあることです。
サッカーと利き足
普段の日常生活において、あまり利き足は意識しないと思います。
では、どのような場合に利き足を意識するのかと言えば、それはサッカーだと僕は思います。と言うのも、サッカーにおけるパス、トラップ、シュート、ドリブルなどのすべて動作において利き足を使うからです。
利き足の方が、早くて正確なボールを蹴る事ができるので、当たり前と言えば当たり前です。
なぜ利き足の方がサッカーボールを正確に蹴れるかと言うと自分のイメージしたポイントを正確に早く蹴る事ができるからです。また、軸足がしっかりと踏ん張れるために、重心を安定させて正しいフォームで蹴ることができます。
上記で説明した利き足と軸足の特徴である、利き足は素早く正確に動作させ、軸足は、体全体を支えるという適した役割に沿っているため、早くて正確なボールを蹴ることができます。
逆に、逆足でボールを蹴るという事は、素早く蹴るには不向きな軸足でボールを蹴り、パワーが不足している利き足で体全体を支えるために、それぞれの特徴が活かされずにしっかりと蹴ることができません。
なので、非利き足(軸足)でボールを蹴るには、その二つを順応させるためのたくさんの練習をしないといけないという事です。