左利き専用の道具の紹介
今回は世の中にある左利き専用の道具を紹介していきたいと思います。
・はさみ
左利き用のはさみは、一般のはさみとは刃の合わせ方が逆になっています。
はさみというのは、2枚の刃が交差する一点に最大の力が加わり、その力によって切断する道具です。そのためには、上の刃に下向きの力、下の刃に上向きの力がかからなければなりません。
一般のはさみは、持ち手の右側の刃が上にくるように設計されています。それは、右手の関節の構造上、物を切る時に、自然と上記のような力が加わるためです。
そして、一般のはさみを左手で扱うと、上の刃に上向きの力、下の刃に下向きの力が加わり、うまく切ることができません。これは、左手の構造上の問題です。
そこで、左利き用のはさみでは、持ち手の左側の刃が上にくるように設計されています。
・マウス
左利き用のマウスは、右利き用マウスと比べて、決定用ボタンが右側、メニュー表示ボタンが左側にあります。また、一部の特異な形状をしているマウスでは、親指を添えやすいよう工夫されており、それも右利き用とは、逆側についている。
親指を添えやすくしているマウスの場合は、一見して判別できますが、そうでない場合は、右利き用と区別できません。また、両側共に添えやすくしている両利き用マウスと言うのもあります。
また、左利き用とは異なりますが、右利き用のマウスを設定で、左利き用にすることが出来ます。
・万年筆
左利き用の万年筆は、一般の万年筆と比べて、ペンポイントの丸みが大きく、ほんの少し太いのが特徴となります。
それは、当サイトの実践編の文字を書くでも説明しましたが、左利きの人が文字を書く時には万年筆を押し出して書かなければなりません。そのために、ペンポイントが尖っていると、紙に穴が開いてしまったり、万年筆が紙にひっかかり、がりがりするような感覚になります。
また、左手で書くと、インクがかすれることが多いですが、左利き用万年筆では、万年筆を押し出しても、インクが出やすいような工夫もされています。
万年筆の外観については、左利き用と右利き用の区別はできません。
・野球のグローブ
左利き用のグローブは、右手の形に合うように作られています。
野球のグローブは、ピッチャー用、キャッチャーミット、ファーストミット、内野手用、外野手用と別れています。左利きグローブの種類が豊富なのは、ピッチャー用とファーストミットで、逆に少ないのキャッチャーミットと内野手用です。
その理由として、左利き選手が守れるポジションはピッチャーとファーストと外野に限られてしますからです。
これで、左利き専用の道具についておわります。
左利き専用の道具-関連
グローブには指入れ穴が6本ある両利き用のグローブというのもあります。それについては、下のページに載せているので興味があれば見てください。