利き手の定義
利き手とは、左右に1つずつある手の中で優先的に使用する手の事を言います。 普通は動作する上で「右手を使おう」(左手を使おう)とわざわざ意識することはないので反射的に使う頻度が高い手という風に言えるかもしれません。
一般的に下の3つの時に使う手が利き手と判断されやすいです。
- 食事の時の箸を持つ手
- 文字を書く時のペンを持つ手
- スポーツをする時のボールを投げる手
上の3つの動作をすべて右手でするならば利き手は右手となり、1つでも左手を使うならば、利き手は左手又はクロスドミナンスとなります。
ちなみに世界中を見ても右利きの割合が高く、日本においては約9割が右利きで残りが左利きと言われています。他国の左利きの割合が知りたい方は、当ホームページの外国における左利きの割合をご覧ください。
右利きの人の特徴
右利きの人はほぼすべての動作において利き手である右手を優位に使います。つまり左手をほとんど使いません。なぜなら、世の中の大多数の人がが右利きなので、社会自体が右利きの人のために作られています。
例えば、電車の改札(IcocaやSuica)や自動販売機のコインの入れ場所、はさみなどの日常品においてもすべて右手で使いやすいようになっています。なので、利き手が右手だと左手を使う必要性がなくなります。
非利き手をほとんど使わないため、使わなければならない時にまともに使えないと言うのも右利きの人の特徴だと思います。
右利きの人の特徴を簡単にまとめてみると
- 日常生活において、不憫を感じることがない
- 左手を使ってする作業(ピアノ、手術)の時に器用にこなせない
などが挙げられます。
左利きの人の特徴
左利きの人は右利きの人とは違って、大多数の人はすべての動作について利き手である左手を優位に使うわけではありません。上記に挙げた3つの動作において、上二つは親に利き手を矯正されて、非利き手である右手を使う人が多いです。
その理由としては、上記にも書いてありますが、この世界が有史以来右利き社会だったため、左手を使う事を良しとしない風習がありました。そのため、お箸を左手で持つ事はマナー違反とされていました。
上に挙げている3つの動作以外においても右手を使う必要性に迫られます。
例えば、身近な道具で考えると、左利き用のはさみ、左利き用の腕時計、左利き用のマウスなどはほとんどないので、どうしても右手を使って右利き用の道具を使うようになります。また駅の改札も右側に切符入れがあるので、右手を使わざるをえなくなります。
このように色々な事において、使いにくい非利き手を使わなければならないので、とにかくストレスが溜まるのは、左利きの人特有だと思います。
左利きの人の特徴を簡単にまとめてみると
- 日常生活においてストレスを感じることが多い
- 非利き手である右手を上手に使う事ができる
などが挙げられます。
利き手を調べる利き手テスト
上記に利き手について説明しましたが、自分の利き手はどちらかを調べるための利き手テストと言うものがあります。利き手テストには、いくつか種類がありますが、その中でも一番有名なエディンバラテストをさらに改良したものを下に用意しています。
もし、自分の利き手を調べたいという方は、参考にしてください。