両手でマウスを使えると疲れにくい
実践編のlevel 1では、手首と肘を使うだけでできる「歯を磨く」について書きましたが、今回は同じような難易度である左手(両手)でマウスを使うについて書いていきます。
現代の社会においてはパソコンは必須のツールであり、日本におけるパソコンの所有台数は、1人につき1台は当たり前で、多い人では5台も6台も持っています。また1人の人がパソコンを1日に使う時間はなんと平均で7時間という統計も出ています。
さて、パソコンを使う上で欠かすことが出来ないのが画面上のカーソルを動かす「マウスの操作」ですが、マウスを長時間使っているとかなり腕が疲れます。実際に長時間パソコンを使われる皆さんも手や腕が痛くなった経験があると思います。
なぜ疲れるかといえば、右腕から右手にかけて長時間常に同じ姿勢をとるからです。顔や足などの他の部分は体勢を変えることができますが、マウスを持つ右手だけは、絶えず同じ体勢をとらないといけないため、負担が大きくなります。
しかし、右手が疲れている時に左手でマウスを操作することができれば、その時間右手を休めることができ、またマウスを操作する時間も半分となり、トータルで考えると、疲労度が1/4に抑えることができます。
また上記でも書いたように、特別に複雑な動作ではないので、2~3週間もあれば、ほとんど利き手である右手と変わらずに使えるようになります。また、そのメリットも大きいので、是非やってみてください。
実際のマウスを使う訓練方法
実際に左手でマウスを使っていく上で注意しなければならないことがあります。それは、人差し指と中指における動作が逆転するという事です。右手では人差し指で左クリック、中指で右クリックを実行しますが、左手では逆になります。
なので、人差し指や中指がどちらのクリックなのかという事は忘れて、「マウスの右側と左側がそれぞれ右クリックと左クリックである」というような考え方に変えてください。そうしなければ、マウスを右手で持つ時と左手で持つ時に混乱します。
始めの方は何回も間違えると思いますが、その度に何度も意識をすることによってすぐに慣れてきます。2~3週間後には、自分の感覚でどちらを押さなければならないか瞬時に判断できるようになり、無意識で操作できるようになります。
さて、マウスの操作で一番重要なのは、画面上のカーソルを自分の意図した所に素早く持っていくことです。しかし、利き手でない左手で操作をすると、移動幅や方向が全然合わないでしょう。するとどうしても、イライラが溜まって右手に戻してしまいます。
そこで、僕がお勧めするのが、マウスを移動させて遊ぶゲームをやってみる事です。これなら、楽しくやる事ができますし、スコアが表示されるものだと、初めてやる時よりも点数が必ず上がるので、自分自身で上達しているのが実感できます。
これは実際に僕がやった方法なので、自信をもって皆さんに勧めることができます。一応僕がやったゲームを紹介します。結構たくさんあったので、退屈はしないと思います。
最後に、どうしても決定ボタンを人差し指、メニューボタンを中指でやりたい場合は、マウスを左利き用の設定にするでマウスの設定を変えてください。また、左手で使いやすい左利きの人のためのマウスを紹介していますので、参考にしてください。
他の事も左手でやってみよう
マウスを左手で操作するのと同じくらいの難易度のものを紹介するので、もし良かったら見てください。