左利きが天才というのは本当か?
今回は、左利きの人は天才が多いのかについて書いていきます。
まず、左利きで天才と言えば、レオナルドダビンチ、ピカソ、アインシュタインなどがすぐに頭に浮かぶと思います。ダビンチとピカソは芸術面で、アインシュタインは学術面で偉大な功績を残しています。
確かにこのように、左利きの方で天才と呼ばれる人たちは多数存在しますが、総じて左利きは右利きよりも天才である確率が高いのでしょうか?
利き手と知能指数の相関を調べる研究は日本においては見つけることができませんでしたが、研究大国アメリカで、IQの高い集団と標準的な集団の中での左利きの割合を調べたものがありました。
そのデータを見ると、IQの高い集団では標準的な集団よりも、左利きの割合が倍以上だという事がわかりました。また、左利きの方が天才が多い理由として、胎児期の男性ホルモンの分泌の高まりにより、右脳の発達が促進され、空間的能力が著しく発達したと説明されています。
また、イランでも左利きと学力に関する研究報告があります。数値は出ていませんが、専攻別に芸術系、人文科学系、自然科学系、数学系についての合格率と利き手の関係を調べると、すべての学科において、左利きの比率が高かったという研究報告があります。
これら2つの研究結果より、左利きには天才の割合が多いと考えられます。
その理由としては、上記でもありましたが、右脳が空間把握能力に直結しているので数学に強い事と、右脳と左脳をバランスよく使う事が考えられます。バランスが良いというのは、左脳の文字の認識力と右脳のイメージ力でお互いを補う事で、脳の疲労も抑えることができます。
逆に、右利きの人は、ほとんどを脳の左脳領域のみで処理するので、文字の認識は強いのですが、左脳を酷使する傾向にあり、すぐに疲れてしまいます。
これが勉強にとって必要な集中力の持続にも関わってきます。
また、穿った見方をすれば、世界における右利きの割合が9割以上というのも関係していると思います。つまり、右利きの人の常識が社会の常識となっているので、左利きの人の常識が社会の常識から外れることがあります。
その外れた常識(非常識)は色々は方面でありますが、その非常識が社会のニーズにマッチングするとその非常識がアインシュタインのような天才となり、その非常識が社会からかけ離れる場合は変人となります。まさに天才とバカ(非常識)は紙一重ですね(笑)
これで、左利きには天才が多いかについて終了します。