スポーツにも色々ある
今回は、左利きの人はスポーツに有利なのかについて書いていきます。
スポーツと言ってもいろいろありますが、ここでは以下の2種類にわけて考えていきたいと思います。
- プレー中に相手からの影響を受けるスポーツ
- プレー中に相手からの影響を受けないスポーツ
言葉の意味が難しいので、例を出すと、相手からの影響を受けるスポーツというのは、野球やサッカーやバレーやテニスなどで、逆に影響を受けないのは、ゴルフや陸上競技です。前者はボールが相手と自分の間を行ったり来たりするので影響をまともに受けますが、後者はある種自分との闘いとなり、直接的には相手からの影響を受けません。
相手から影響を受けるスポーツ
では、まず相手から影響を受けるスポーツ(野球、サッカー、バスケ、テニス)の方から見ていきます。
結論から先に言ってしまうと、圧倒的に左利きの方が有利です。その理由として、以下2つのことが考えられます。
- 空間把握能力及びイメージ力
- 左利きプレイヤーの人数
上記に挙がられるいるスポーツは、ボールの位置と相手の行動を予測して、それに対して、自分が適切な行動をとる事によって、ゲームを進めていきます。その結果、相手よりも上回れば勝ち、下回れば負けとなります。
そこで重要となってくるのが、空間把握能力とイメージ力で、それが高い事により、ボールの正確な位置を把握し、また相手の行動を予測しやすくなります。そうする事によって、最小限の力で自分に有利な展開となるような行動をおこすことができます。
当サイトの左利きと脳でも説明している通り、右脳によって空間把握を行っています。なので、普段から右脳を使ってその能力を高めている左利きの方が有利と考えられます。
また、競技人口における左利きプレイヤーの数も左利きを有利にする1つです。
スポーツは反復練習をすることにより、その運動パターンを頭の中で感覚として覚えていくものです。しかし、その練習を一緒にする仲間がほとんど右利きなので、頭の中にイメージされているのは、どうしても右利きの人の動きとなります。
なので、試合の時に、左ピッチャーが投げるボールの軌道、左利き選手のパスやシュートの軌道などがイメージできず(自分の予想したイメージと異なり)、思うような結果を出せない事につながってしまいます。
逆に左利きの人は、周りが右利きの人が多いので、あまり気にする必要もありません。
このような事から、左利きの方がスポーツにおいては圧倒的に有利となります。
相手から影響を受けないスポーツ
相手から影響を受けにくいスポーツとは、ゴルフとか陸上競技とかが当てはまります。こちらは、あまり左利きが有利となることはなく、自分がいかにいい成績を出すが問題となります。
例えば、ゴルフは、相手のスコアと自分のスコアの良し悪しで勝負が決まるスポーツですが、同じ組で回る相手プレーヤが左利きだから、苦手や辛いという事はありません。勿論右利きだから、辛いという事もありません。
また、陸上競技も相手と自分のタイムを競う競技ですが、他のランナーが左利きだとか右利きだとかで、自分の能力が変化することはありません。相手を利き手をじっくり見る必要のないスポーツです。
また、空間把握能力も必要ないわけではないのですが、状況や展開が急激に動く事が少ないので、特別に重要なことではないと考えられます。
なので、こういった競技の場合は、左利きが有利になるという事はほとんどないでしょう。