左利きに適した野球のポジション
ここでは、左利きに適した野球のポジションについて書いていきます。
野球のバッティングにおいて、一塁までが近い左利きは圧倒的に有利となりますが、守備においては、色々な制限があり、逆に左利きでは、駄目なポジションもあります。
ピッチャー 左利き適正度 ★★★★★
左利きならばまず初めに薦められるポジションがピッチャーです。それは、単純に左利き人口が少ない事、また右投げ投手と球筋が異なり、打ちにくいからです。
実際にプロ野球の投手における左投げの割合をプロ野球名鑑で2013年のセリーグの投手で調べた結果、33%が左投げ投手でした。普通一般の左利きの割合は10%前後なので、これは、非常に多いです。
なので、もし左利きなら迷わずにピッチャーをしましょう。
キャッチャー 左利き適正度 ★★☆☆☆
左利きは、あまりキャッチャーに向いておらず、実際にほとんどお目にかかることはないと思います。というのも、ランナー2塁で右バッターの場合に3塁に投げにくいというデメリットがあるからです。
実際に2013年でセリーグ、パリーグで登録されている左利きのキャッチャーはいませんでした。ちなみにメジャーでは、ジャック・クレメンツと2人、また、沖縄の那覇高校で、左投げのキャッチャーがいて話題になりました。
ファースト 左利き適正度 ★★★★☆
左利きで、ピッチャーの次に左利きが多いのは、ファーストです。その理由としては、3-6-3の併殺を行う場合にセカンドに投げる時に左投げの方が半歩早く送球できるからです。
また、牽制でランナーにタッチする時にも、左利きの方がやりやすいので、左利きのファーストは、かなり多いです。
セカンド 左利き適正度 ★☆☆☆☆
左利きはセカンドは向かない。その理由はたくさんあります。まず、ダブルプレーの時に、一塁に送球がしにくい事、セカンドで一番送球距離の長いセンター方向の打球に対して、反転しないと送球できないという事があります。
よって、左利きはセカンドに向かないです。
サード 左利き適正度 ★★☆☆☆
左利きはサードには向きません。その理由としては、サードのゴロ処理は8割が三遊間なので、その時に右側にグローブをしていると取りにくい事が挙げられます。
なので、ほとんど左利きのサードを見ることはありません。
ショート 左利き適正度 ★★★☆☆
左利きはショートには向きません。その理由として、三遊間の深いあたりで送球する時に、左利きの場合だと、一度反転して送球しなければならないので、ほとんど絶望的にアウトになりません。
ただし、メリットもあります。センターに抜ける当たりをキャッチしやすい、また、併殺の時にファーストに投げやすいなどもあります。なので、実は左利きのショートは意見の割れるところでもあります。
外野 左利き適正度 ★★★☆☆
まず外野手において、利き手における向き不向きと言うのはほとんどありません。左利きで、ピッチャーが駄目なら、ファーストが外野にしようと考える事が多いようです。
その理由として、外野手でアウトをとるには、フライをキャッチする場合がほとんどだからです。99%の確率で、外野までいったゴロでファーストでアウトにする、または、併殺をとる事は不可能なので、利き手の影響を受けません。
以上のことから、左利きに向いているポジションはピッチャー、ファースト、外野になります。ただ、僕として、左利きのセカンドやショートがいてもいいと思います。もちろん左利き用のグローブの数が少ないなどのハンデはついてきます。
ただ、そういうイレギュラーな事があった方が、野球も楽しめるので、近い将来、左利きの内野手が表れるのを期待しています。
左利きと両利き用グローブの紹介
左利き用のグラブを紹介します。また、両利き用のグローブなんていう珍しい物も見つけたので、興味のある方は、下記のページを見てください。